南東北風土記

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船岡 編

 宮城県柴田町船岡を訪ねました。

春は白石川堤の千本桜に船岡城趾公園の桜。
桜の名所として多くの人が訪れる船岡ですが、今回は晩秋の霧雨が降りしきる旅となりました。

 船岡城趾公園。

伊達騒動で悪名高い仙台藩奉行(家老)原田甲斐(宗輔)の居城であり、原田家が断絶した後は柴田家の居城となった船岡城。現在は町並みと白石川が一望できる城趾公園として整備されています。

 樅の木は残った。

原田甲斐の生涯を描いた山本周五郎原作のNHK大河ドラマ「樅の木は残った」(1970)の撮影に使われた樅の木です。放送から半世紀経ちましたが、今でも城趾公園の見晴らしの良い高台に聳え立っています。

 

 遊歩道の傍らで舞っていた雪虫。

東北地方の冬を告げます。

 

時雨の中、霞んで見えるは、山頂の船岡観音。


江戸時代に使われていた井戸。
原田甲斐も喉を潤したか。
 

 公園を後にして向かったのは、恵林禅寺。

元原田家の菩提寺です。寺は原田家断絶後は県北の登米に移されましたが、船岡の町の人たちは原田家を偲んで元の寺の場所に同名の新たな寺を建てました。

 さらに、柴田家の菩提寺である大光寺にも足を延ばします。

寺の裏の祠には江戸時代に寺僧が彫った五百羅漢が並んでいました。

 (探訪メモ)


 さて、恒例の地元の和菓子ですが、城址公園の観光物産交流館で求めました。

「樅の木」(日下菓子店)、「栗まんじゅう」「La patisserie」(平井菓子店)、「くるみ庵」「(名称失念)」(仙台屋)というラインナップです。この「くるみ庵」、小説『樅の木は残った』の中で原田甲斐が発案して江戸で売り込みをかけていた「くるみ味噌」にちなむとのこと。

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