南東北風土記

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米沢 編(その1)

 

春たけなわの好日、山形県は米沢市を訪れました。上杉氏のかつての城下町です。 

今回は上杉城趾を中心としたエリアを歩きました。

 

晴天続きで市内を流れる最上川の水量は少なかったです。

 

上杉城趾には、上杉氏にまつわる上杉神社、松岬神社、旧上杉伯爵邸などの史跡、博物館が集まっています。

 

本丸跡の上杉謙信公(1530-1578)を祀った上杉神社。

二代景勝公(1556-1632)が会津を経て米沢に移封されるに当たり、越後の春日山城に鎮祭された謙信公の祠堂を米沢城内に移したものです。

この日も参詣の列が続いていました。


米沢藩九代藩主上杉鷹山公(1751-1822)。困窮した藩財政を立て直した名君として名高いですね。

質素倹約、質実剛健を旨とし、「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」の歌は為政者の心構えを今に伝えています。

J.F.ケネディも尊敬していたということで、娘のキャロライン・ケネディ元駐日大使も上杉城趾公園を訪れました。



その鷹山公を祀った松岬神社。


鷹山公が隠居後に住んだ「餐霞館(さんかかん)」跡は庭園に整備されて、小さな枝垂れ桜が咲いていました。

 

米沢藩が大切に保存してきた上杉氏に代々伝わる調度品や武具・甲冑、古文書などは、城址内にある米沢市上杉博物館(伝国の杜)や上杉神社内の稽照殿(宝物館)で鑑賞することができます。

所蔵品の白眉ともいうべき「上杉本 洛中洛外図屏風」(狩野永徳筆 国宝)の原本展示中とあって、伝国の杜には人が溢れていました。

春爛漫の中、全面に金をあしらった豪華、華麗な図屏風に見入っていると、いつしか自らも画中の人物に…

一方、特別展の「上杉家 葵の姫のものがたりー徳川家三姉妹の守刀」も凛として華やか、見ごたえがありました。



上記の「徳川家三姉妹」の一人は、上杉家16代当主上杉隆憲(1917-1995)夫人敏子。

その2代前、14代当主上杉茂憲(1844-1919)が明治29年に建てた上杉伯爵邸は大正8年の米沢大火で類焼しましたが、数年後に再建されて今に伝わります。現在は、庭園を眺めながら米沢牛をはじめとした郷土料理を楽しめるレストランになっています。

 

草木を供養する「草木塔」。

草木への感謝を表したこの碑は、米沢を中心に置賜地方に数多く見られるということです。

 

 (探訪メモ1)

和菓子屋さんがあるとつい入ってしまうことが定番となった南東北風土記の旅。

今回は、菓子司 永井屋さん で求めました。鷹山花丸と興譲館がご当地風。前者、意外にも洋風のロールケーキ。一口食べれば鷹山公に「よくできました、ハナマル!」とほめられたような気分になること請け合いです⁉︎


 (探訪メモ2)

鷹山公は米沢織、鯉の養殖、食用にもなる「うこぎ」の生垣を奨励しました。米沢市のデパートで購入した「うこぎ」の新芽で早速「うこぎ」ご飯を作ってみます。


 
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