飯盛山 編
戊辰戦争から150年。高級武士の子弟からなる白虎隊が自決したのが飯盛山です。
その山頂に聳え立つモニュメント、「ローマ市贈呈記念碑」。
これはローマというよりは当時のイタリアの統領ムッソリーニ(1983-1945)から贈られた記念碑です。説明文からは統領の名前は隠されていますが、世界でも数少ないファシズムの遺構の一つと言えるでしょう。飯盛山のもう一つの名所、「会津さざえ堂」。
この不思議な建物は江戸時代の中頃に建てられました。
入口から斜路を右回りに登ると左回りに降りることになり入口に至るという螺旋構造になっています。当時は三十三観音が斜路に安置されていて、一回りすると三十三観音巡りができる仕掛けでした。飯盛山は信仰の中心地としての役割も果たしていたようです。